みなさん、こんにちは。
「投資は難しそう」と考えている方、「頑張り過ぎず、ゆるく投資をしたい」という方に朗報です。
この世は、そんな方に打って付けの投資対象を用意してくれています。
その名は “ETF”。
ETFとは
ETFとは、「Exchange Traded Fund」の略で、「上場投信信託」と呼ばれるものです。
通常の株式同様、株式市場で売買が可能で、その正体は“パッケージ”です。
簡単にいうと、複数の株を誰かがハッピーセットのようにパッケージ化してくれて、それが簡単に売買できる。それがETFです。
ETFの特徴
ではなぜこのETFがゆる投資に最適なのでしょう。
それはETFには次の特徴があるからです。
特徴① ETF単体でリスク分散ができる
株初心者が株式投資と聞いて最初に考えるのは、「失敗して資産が減るんじゃないか」という“リスク”についてではないでしょうか。
確かにある一つの企業に資産のほとんどを投資していた場合、その企業の株価が暴落すれば資産全体に大きな痛手を負います。
そこで、投資する企業数を増やすことで一つの企業の株価に自分の資産が大きく依存することを避ける“リスク分散”が大切になります。
その点、ETFはそれ自体が複数の企業の株で構成されているため、わざわざ複数の企業を調べて株を買う必要がありません。
ETFというパッケージに含まれるある一つの企業の株価が暴落しても、ETFの株価は微減で済む、ということになります。
リスク分散の観点から見ても、ETFは優れているのです。
特徴② 投資信託にくらべ手数料が安い
ETFとよく比較されるものとして、“投資信託”があります。
投資信託は資金を運用会社に預けて、複数の企業に分散投資してくれるものですが、
投資信託はETFと似ているようで、別物になります。
細かくみていくとそれぞれに違った長所がありますが、どちらも運用に“手数料”を払う必要があります。
運用にかかる手数料は投資信託に比べるとETFの方が安いことが圧倒的に多く、
手数料が安いということは利益に対する自分の取り分が多くなるということです。
ファンド名 | 手数料 | |
ETF | NF日経225連動型上場投信 | 0.18% |
投資信託 | ニッセイ日経225インデックスファンド | 0.275% |
上の表は、例としてETFと投資信託を一つずつ挙げましたが、どちらも”日経225”という日本の代表企業225社を対象にしているものです。
投資対象は同じですが、ETFの方が手数料が安いことがわかります。
特徴③ 個別の企業分析に膨大な時間をかける必要がない
株式投資に持たれやすいイメージとして、「投資する企業の分析が大変そう」というものもあります。
実際、これから成長する企業を見つけ出すために数々の企業を分析する作業というのは骨が折れます。
投資する企業の数は複数にしてリスク分散するべきですが、かつ継続的に株式投資をしようと思うと、それこそ企業分析に膨大な時間を費やす必要があります。
ETFについてもパッケージの中身やジャンル、これから価格の上がりそうなETFをある程度分析して選定する必要はありますが、
ETFに含まれる個別企業の分析はETFを作った投資会社のプロ達がやってくれているので、自分で膨大な数の企業を調べる必要はありません。
ゆる投資の観点からも、企業分析に膨大な時間をかけなくていいというのは 魅力的ですね。
最後に
ここまで、ゆる投資にETFが最適である特徴を挙げました。
これらを見てるとETFは投資初心者にとってとても魅力的な特徴をもっていると言えますが、
ETFは投資初心者だけでなく、投資熟練者も運用する強力な手法です。
調べれば調べるほど奥が深く、種類も豊富ですが、自分に合ったETFを見つけられるよう、まずはどんなものがあるか色々見てみましょう!