【1日1捨て】実践ミニマリズム、手放す技術

生活改善

モノが溢れる現代、私たち個人が所有するモノもどんどん増えています。

便利さや豊かさを追求する一方で、モノに囲まれた暮らしが私たちの心や生活にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

本記事では、ミニマリズムから学ぶ「手放す技術」として、1日1個モノを捨てる習慣について考えてみましょう。

モノに囲まれた現代人

現代人の生活には、モノが溢れています。

日常的に使うものから、数年に一度しか使わないものまで、ありとあらゆるアイテムが家の中を占領しています。

このモノに囲まれた環境が、実は私たちにとって負担となっているかもしれません。

レンタルスペースを借りる人々

近年、レンタル収納スペースという事業が急成長しています。

多くのモノを持つ人が、自宅ではそれを収めるための場所が足りず、”モノを置くための場所“を買うことが増えているためです。

モノを買う時、それが自宅に収まるかどうかという判断を下すことなく買えば、当然溢れるモノを置くスペースを借りなければなりません。

こうしたレンタルスペースのような事業が登場するまでは、自宅に入らないモノは不要なモノからは捨てるのが一般的でした。

現代ではモノが単に増えるだけでなく、「いつか使うかもしれない」と考え、モノを手放せない人が増えています。

手放さないことでそれを置くスペースにお金がかかるのであれば、その手放せないモノ負債と見做すこともできるでしょう。

自宅では”空間負債”も負っている

レンタルスペースだけでなく、自宅で保管する際にも気づかぬ内にモノが負担になりえるケースもあります。

私たちの脳は、モノが視野に入るだけで無意識に”モノがそこにある”ということを認識してしまいます。そこにモノがなければ一切入ってこなかったはずの情報です。

レンタルスペースを借りずとも、自宅で多くのモノを所有していれば、こうした情報が日常的に大量に入り込んできて、脳を少しずつ疲れさせているのです。

さらにはモノがそこにあるだけで当然その空間を占めることになり、時には管理や補修などが必要になります。

こうした多くの所有物が生活空間を圧迫し、心身や経済的負担を増やす状態を空間負債と呼びます。

空間負債は私たちが気づかぬ内に、しかし確実に私たちを疲弊させています。

自宅での保管も、レンタルスペースでの保管も、多くのモノを所有することは負債になりうる

ミニマリズムを学ぶ

今では広く一般的になりましたが、ミニマリズムとは自分にとって本当に必要なモノだけを残し他を手放す、心の豊かさを最大化しようとする指針です。

かならずしもモノの所有をごく少量にする必要はなく、自分にとって心の豊かさにつながるモノと、そうでないモノを見極める行為です。

ミニマリズムの実践は、以下のメリットがあります。

  • 精神的な余裕:モノが少ないことは身軽さをもたらし、精神の負担が軽減される
  • 経済的な節約:不要な買い物が減り、無駄遣いを減らせる
  • 時間と空間の有効活用:モノの管理に要した時間、置く空間を削減できる

これらは誰にでも必ず効果が表れ、明確にメリットを感じることができるはずです。

ミニマリズムには精神的にも物理的にも余裕を生み出す、多くのメリットがある。

実践ミニマリズム:1日1捨て

ここまでモノを減らすメリットを見てきましたが、では実際に減らすためには何をすればいいのでしょうか。

実践編としては、「1日1捨て」です。

一気にモノを整理し手放すのは骨が折れ、活力が無いと取り掛かれないかもしれません。

そこで1日に1個モノを捨てる(または売る)という、シンプルかつ簡単な方法に取り組んでみましょう。

具体的な手順は次の通りです。

実践編:1日1捨て

  1. 小さなものから始める
    古い雑誌や使ってないペンなど、小さく手放しやすいものから
  2. 不要なものを見極める基準を作る
    徐々に思い入れがあり手放しにくくなってきます。そこで「1年以上使っていない」など、自分なりの基準を設けることで判断が容易になります。きっとそれは来年も使いません。
  3. 感情にとらわれない
    思い出が詰まっているものもあるかもしれません。無理に捨てる必要はありませんが、「モノではなく思い出は心に残る」と考えて手放せそうなモノは思い切って手放すのも良いです。

このような順番で、1日に1個捨てる、を確実に実施していきます。

スマホのリマインダー機能で毎日決まった時間に「捨てる時間だよ」と自分に通知するのもおススメです。

少しずつモノが減って身軽になっていく感覚と、捨てるのが心苦しくなっていく感覚が沸き起こるでしょう。

「もう捨てたくない」という基準までくれば、止めます。

きっとそこがモノ所有の最適なバランスです。

1日1捨てを実践し、自分にとって最適な所有量を見極める。

まとめ

モノを捨てるという行為は、単なる片付けではありません。

それは、生活や価値観を見つめ直し、より自分にとって良い状態を築くための第一歩です。

「1日1捨て」という小さな挑戦を通じ、物理的なスペースと精神的なスペースが同時にスッキリしてくでしょう。

難しいことはありません。まずは今日の1捨てにトライしてみましょう。

この記事が皆さんの生活向上に役立てば幸いです。

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