Notionが大好きな貴方へ—
Notionを使っていると「このページ、我ながら最高の出来栄えだな。公開すれば売れるかもしれない」というものができるかもしれません。
はたまた最初から収益を上げることを目的にページを作るのも良いでしょう。
そんなNotionユーザーに向けて、本投稿ではNotionマーケットプレイスでNotionページをテンプレートとして販売できるようになるまでの手順を解説します。
Notionクリエイターとしての可能性を拓く第一歩として、まずは販売するための基盤を整えましょう!
この記事を読んで分かること
・Notionマーケットプレイスで有料販売を可能にするまでの方法と手順
※本記事は2025/3月時点の情報を元に作成しています。
Notionバージョンやその後の仕様変更によっては内容が若干異なる場合がございます。
Notionテンプレを有料販売する流れ
Notionテンプレの販路はいくつかありますが、この投稿ではその中でも王道にあたる「Notionマーケットプレイス」での販売方法を解説しています。
NotionマーケットプレイスはNotion公式が用意したテンプレートの市場で、世界中の様々なクリエイターが作成した見事なテンプレートが揃っています。
有料販売までの大まかな流れ
Notionマーケットプレイスでテンプレートの有料販売を始めたい場合、販売ができるようになるまでの大まかな流れは以下の通りです。
※前提:既にNotionを使っていて、ワークスペースを所持していること
- Notionクリエイターとして登録する
- テンプレートを一つ以上無料公開する
- 有料公開クリエイターとして申請する(アンケートに回答する)
→ 回答手順・方法を本稿で解説 - 承認後、テンプレートの有料公開が可能になる
最初に言っておくと、3. のクリエイター申請をしてから承認されて有料販売ができるようになるまで、数ヶ月待つ可能性があります。
これはNotion側の承認プロセスによるもので、クリエイター側としてはどうすることもできません。
申請における事前準備
本稿では有料販売を行うクリエイターとして申請(アンケート回答)の手順を詳しく解説しますが、まず申請に進む事前準備として、前述の流れにおける1、2を完了しておく必要があります。
1. クリエイターアカウントの作成
まず1のクリエイターとしての登録です。こちらはすぐに完了します。
Notionクリエイター登録ページにアクセスし、「テンプレートを提出する」をクリック。必要事項を埋めれば即座にクリエイターアカウントが作成されます。
Notionクリエイターアカウントは既に持っているNotionアカウントとは別で作成する必要があります。
ただし別物というわけではなく、Notionアカウントと紐付けられます。
2. 無料テンプレートの公開
これをやる理由は後で分かりますが、有料販売を申請するためには、テンプレートを公開した実績が一つ以上必要だからです。
クリエイターアカウントを作成したら、まずはテンプレートを作成し無料公開しましょう。
ちなみにテンプレートの無料公開も審査され、公開申請をしてから承認されるまで1〜3日かかります。
早ければ翌日には公開可能になります。
以上が申請するための事前準備です。
これが完了したら、いざ、申請に進みましょう。
有料販売クリエイターとしての申請(ウェイトリスト参加アンケート回答)の手順
では具体的に申請、つまりアンケートの内容と回答手順について確認していきましょう。
クリエイタープロフィール画面の「アンケートに回答する」から進みます。

すると、日本語対応はしていないようで、以下のような英語表記のアンケート回答画面が開きます。

あとは画面の項目に従って回答をしていくだけですが、英語だと分かりにくいという方はChromeの翻訳機能で日本語に変換しましょう。
Chromeを開いていていたら、ブラウザ画面右上の「︙」をクリックし、「翻訳」を選択します。

以下の回答方法の手順紹介についても、分かりやすいよう日本語翻訳した画面で進めていきます。
ハンドル名
では実際にアンケートの回答内容を一つずつ確認していきましょう。
まずアンケート最初のこちら。

ここは、クリエイター登録した際に作成した「@」から始まるハンドル名を入力します。
クリエイタープロフィールを開き、「クリエイターハンドル」に記載の文字列です。これをそのままアンケートの回答欄に記入します。

マーケットプレイスへのテンプレート掲載実績
次に、マーケットプレイスにテンプレートを公開したことがあるか、という項目です。
ここは必ずチェックしなければなりません。

Notionでテンプレートを販売するには、テンプレートを作成し登録している実績が必要です。
つまりクリエイターページのテンプレートリストに、「公開済み」となっているテンプレートが存在していなければなりません。

このアンケート回答をする方はまだNotionマーケットプレイスで有料販売ができないはずなので、アンケート回答時点でテンプレート公開が行われていない方は、まずは無料公開から実施しましょう。
個人情報①

この辺は問題ないでしょう。そのまま回答します。
事業体は、テンプレ販売に当たって自分が属す会社、または個人事業主として自分の会社があれば記載します。
副業など、完全個人でテンプレ販売を行う場合は空欄でOKです。
クリエイターのワークスペースID
続いてワークスペースIDの入力を求められます。

ここは米国版と少々仕様が異なるのか不明ですが、若干この質問文に書いてあるものと、実際の確認方法が異なります。
クリエイターのワークスペースIDはNotionを開き、左ナビメニューから「設定」→「認証」の一番下にスクロールして確認できます。

複数のワークスペースを所持している方もいるかもしれませんが、ここではあくまでも更改するテンプレートを作成するワークスペースのIDを使用します。
所属する国
自分の国を入力しましょう。

マークダウンからの選択式ですが、画像のように「J」と打つと絞られるので早いです。
Notionテンプレートの販売実績
Notionマーケットプレイス以外でテンプレートを販売した実績があれば、記入します。

販売プラットフォームが主に米国基準ですが、該当するものにチェックし、収益などの額も記入します。
実績なしの場合は「現在テンプレートは販売しておりません」にチェックしあとは空欄です。
その他Notion販売実績
テンプレ以外にNotionに関連して収益を上げたことがあるかの質問です。

これも自身の実績に基づき、そのまま回答を行います。
ついでにNotionに対する要望を言える
これが最後の質問です。

他に何かありますか?という超ざっくり質問。
個別にフィードバックされることはないですが、マーケットプレイスやその他Notionへの要望や意見を書いておくと、もしかしたら叶えてくれるかもしれません。
こうした枠では素直に思いの丈をぶつけるのが、Notionとユーザー双方にとってプラスに働くはずです。
規約に同意し、送信
そして回答を送信しましょう。

利用規約を確認して同意のチェックを入れ、「順番待ちリストに参加する」をクリック。
これでNotionマーケットプレイスでテンプレートを有料販売するためのクリエイターとして、申請が完了します。
申請の承認までは数ヶ月かかる可能性
申請のためのアンケート回答は以上で完了で、送信が完了すると以下の画面が表示されます。

この画面で自身のメールアドレスを入力しコピーを送信しておくと、回答した内容をメールで控えておくことができます。
しかしここに記載されているように、有料販売のできるクリエイターとして承認されるまでにはここから数ヶ月かかつ可能性があります。
現在はNotionクリエイターもかなり増えてきてますので、いつ承認されるのかは予測できないのが現状です。
承認まで気長に待つしかありません。
それまではSNSなどでNotionクリエイターとしてマーケティングしたり、無料公開で質の高いテンプレートを増やしておくと、有料公開可能となった際に良いスタートを切れるでしょう。
最後に
Notionマーケットプレイスで有料販売を開始するまでの手順を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
実際Notionテンプレートの販売はNotionマーケットプレイス内でなくても可能ですが、閲覧するユーザーの母数を考えるとマーケットプレイスで販売することはやはり可能性が広がります。
少し長い待機期間を要するかもしれませんが、早めに申請だけ済ませておき、販売が開始できるようになるまで粛々と備えておくと良いでしょう。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。