突然ですが、みなさん、最近ちゃんと眠れていますか?
私はつい最近まで、「枕難民」でした。
毎朝首と肩がバキバキ。ひどいときは頭痛までついてくる。
枕が合っていないのはわかる。でも何年も探し回っているが、合う枕が見つからない。
そんな私がついに朝の痛みを感じずに寝れる枕を発見しました。
それこそが「ヒツジのいらない枕 -調律-」。
ということで今回は、私と同じような”枕難民”の方に向けて、一つの選択肢としてヒツジのいらない枕をお勧めしたいと思い、レビュー記事をお届けします。
ただ単に「ヒツジのいらない枕 -調律-」が気になっているという方にも参考になれば幸いです。
私の枕歴
もはやいつからか常態化していた「枕が合わないなあ」という感覚。
そんなことを気にせずよく寝れていたのは大学生くらいまで。
パッと思い出せるだけでも色々なタイプの枕を試してきました。
- 昔使ってた薄い綿の枕
- 実家にあった蕎麦殻枕
- ビーズの入った固くて高さのある枕
- Amazonでレビュー高評価だった低反発枕
- 空気を入れて調整できるウレタン枕
- ニトリで奮発して買った部分的に高さを細かく調整できる綿枕
でもどれも合わない。なんなら不眠が年月と共に悪化していく。
枕問題は正解が存在しない、永久に解けない闇だと思う始末。
一時期仕事で出張が多かった時は、ついでにホテルを変えてそこにある枕を試しまくってました。
今までざっと20以上の枕は試してきたと思います。
高価格枕を買う決意をする
そしてついに、多少価格が高くても合うものを見つけ出す決意をします。
枕は”価格が高い=良い物”というわけではないと十分理解していたため、高い枕を買って失敗するのはダメージが大きいので慎重になってました。

それに高価格な枕はブレインスリープを筆頭にかなり広告を打っていることも多く、広告が多いことは広告代が上乗せされている、というロジックにもなります。
つまり純粋に「製品の品質の高さ=価格の高さ」になっていない可能性も考えました。
購入に至るにはその真価を見極めなければなりません。
買う前に実物がある店舗に行って頭を乗せることは必須とし、いくつかの枕に頭を乗せました。
その種類と感想がこちら。
枕 | 税込価格 | 感想 |
ブレインスリープピロー LOW | 33000円 | 良さそうだけど確信に至らない |
ブレインスリープピロー STANDARD | 33000円 | 高さが合ってない |
エアウィーヴ ピロー S-LINE | 33000円 | 形が普通の枕で、合わないとわかった |
じぶんまくら(オーダーメイド枕) | 約30000前後〜(カスタムによる) | 合ってるのかよくわからない |
ヒツジのいらない枕 -極柔- | 22000円 | 高さが合ってない |
ヒツジのいらない枕 -調律- | 19800円 | 高さ調節可能だし良さそう |
そして検討の末、「ヒツジのいらない枕 -調律-」の購入に至りました。
「ヒツジのいらない枕」とは?
「ヒツジのいらない枕」の存在を知ったのは、二子玉川の蔦屋家電を訪れた時のこと。
たまたま実物があって、実際に横になって試すことができました。

こちらは「至極」というスタンダードモデル。
まず名前のクセの強さ。意味も直感的で覚えやすく、マーケティングに成功してますね。
でも私が良さそうだと思ったポイントはこのTPE素材でできているという柔らかさ。

手触りはプニプニとした感触で、ビヨーンと伸びる。
頭を乗せた時はモチッとしたような感覚で、荷重負荷が分散されている感じがします。
「ヒツジのいらない枕」には3つのモデルがあります。
- 至極:スタンダードモデル。15800円
- 極柔:肉厚で3Dウェーブ構造。22000円
- 調律:3枚の分離パッドで高さ調節が可能。19800円
全モデルがシャワーでの丸洗い可能なのもポイントが高いです。
私は「調律」モデルを選択
その中から私が購入したのは「調律」で、単純に高さ調節ができた方が枕が合わないリスクを軽減できると思い選びました。

商品名 | ヒツジのいらない枕 -調律- |
枕サイズ | 35 × 55 cm |
枕高さ | 4〜10.5 cm で調節可能 |
内容物 | TPE枕コア、調節パッド3枚、テンセル枕カバー |
重量 | 2.4 kg |
税込価格 | 19800円 |
TPE素材の黒い枕コアの下に、クリスタルファイバー素材でできた高さ調節パッド1、2、3cmのものが一枚ずつ(計3枚)。
これらの組み合わせで0〜6cmの7段階高さ調節、そして枕コアの前後の高さが異なるので、その向きの置き換えを含めて14段階の調節が可能、とのこと。
次章から実際にこの「調律」を使ってみたレビューです。
レビュー:ヒツジのいらない枕 -調律- を使ってみた感想
開封して最初の印象
ネットで注文し、自宅に黒い箱が届きました。

包装は箱の中で不織布のような袋に本体があるという、いたってシンプル。

実物は確かめた上での購入でしたが、改めてずっしりとした重みがあってなんとなく頼れる感じです。
ニオイ等の気になる点も特になくグッド。

同梱物は高さ調整パッドが3枚、TPE枕コア、テンセル枕カバーの計5つ。
付属のテンセル枕カバーはサラッとしてて気持ち良い肌触りです。

高さ調節パッドはメッシュカバーに包まれ、中身はクリスタルファイバー性。
これはブレインスリープやエアウィーブの主要素材に似ているように感じました。

枕カバーは背面中央のシングルジップのみですが、特に出し入れがしにくいということはありません。
初めて寝てみた夜
寝る前にまず高さ調整。

まずは感覚で、TPE枕コア低め側4cm + 調節パッド2cm = 6cm が良さそうと判断し就寝。
就寝中、何度か目を覚ましてしまいましたが、朝起きた時の肩コリ感や首の痛みがほとんど無い。
それだけで「おっ」と期待度が上がります。
枕に乗せる頭の特定部分に負荷が寄っている感じが少ないのが好印象でした。
さらに1週間使ってみる
最初の夜以降は、さらに高さ調整して TPE枕コア高め側4.5cm + 調節パッド2cm = 6.5cm で就寝。
おそらくこの高さがバッチリのようで、さらに夜中に起きる回数も減りました。
本当にしばらく感じていなかった熟睡感を味わった気がします。
朝の首肩の痛みや疲労感は無く、頭を乗せる感触の心地良さ。
寝つきが良くなったのか、逆に朝起きにくくなった気がします。笑
一番気に入ってるところ
頭を乗せた時のモチッとした感触。
これは他の枕では味わったことの無いもので、このTPE素材という独自の感触だと思います。
物理的に荷重負担が分散されている感覚があり、首から後頭部まで同じ力で支えられている感じ。
微妙な点を挙げるなら
微妙なところを挙げるなら次の二つ。
重い
やはりデメリットにもなりうるのが、枕の重量です。
高さ調節パッドを全部入れれば 2.4kg。
ベッド式の我が家では、枕は頻繁に動かすものでも、持ち上げるものでも無いのでそこまで気になりません。
しかしこれが敷布団式のお宅では枕の片付けで少し重さが気になるかもしれません。
枕カバーがホワイト一択
枕カバーも付属していますが、デフォルト色はホワイト一択です。
私はベッド周辺はダーク系の色で統一していたため、せめてブラックが選べればよかったのですが。
一応、別売りで「調律」モデル用のブラックカバーが売ってはいますが、3980円と結構高い。
私は以前から使っていた別のグレー枕カバーに丁度収まったので良かったですが、ダーク系の色でベット周辺を整えている人用に、最初からブラックが選べるとありがたいですね。
どちらの点も私にとってはたまたま気にならずに済みましたが、人によっては重要かもしれないので挙げておきます。
逆にそれ以外の気になる点はなく、非常に満足度の高い製品だと感じました。
やっぱり枕選びは超大事。
改めて感じましたが、やはり枕一つで睡眠の質が全く別物になります。
睡眠が変わると、
- 日中の集中力が上がる
- イライラが減る(たぶんホルモン的なやつ)
- なにより自己肯定感が上がる(寝れてるだけでなんか調子良い)
入眠前の「今日もどうせあまり寝れない」という諦め感が払拭されたのも大きい。
睡眠中だけでなく、睡眠前、起床後の時間の質にまで影響があります。
それだけ枕の選定は重要な要素ですね。
全ての枕難民同志達へ
誰かが「これは良い」と言った枕が、自分にとっても良いとは限りません。
これは数々の枕を試した私が強く実感していることであり、全ての人に言えること。
頭の形、首までのライン、背中の厚みなどが人によって全く異なるので、合う枕が異なるのも当然です。
ですが私と同じように合う枕が長年わからず、今も探し続けている枕難民の方がいれば、ぜひ一度「ヒツジのいらない枕 -調律-」を試していただくことをお勧めします。
複数モデルの中からあえて「調律」モデルだけをお勧めしているのは、比較的誰にでも合いやすいと考えているためです。
睡眠の質は生活の質そのものです。
きっと合う枕が見つかります。諦めずに探していきましょう!
さいごに
私も長いこと「もう、私には合う枕なんてないんだ…」と思っていました。
枕って、実際に一晩寝てみないと良いかどうか判断できないのに、決して何十個も買えるほど安いものでもない。
でも睡眠って、毎日8時間睡眠なら1年で2920時間。それだけの時間を共にする枕。
いくら投資してでも理想の枕を探すだけの価値はあります。
少しでも、この記事が一つの選択肢としてヒントになれば幸いです。
おやすみなさい!(昼に読んでたらごめんなさい)