キャンパーが持つキャンプ道具の購入金額、余すことなく足し合わせた総額はいくらなのか…。
所有するキャンプ道具総額を把握しているキャンパーは少ないのではないでしょうか。
今回は筆者が一人のキャンパーとして、所有するキャンプ道具が総額いくらなのかを公開します。
既にキャンパーの方はもちろん、これからキャンプを趣味にしたい方にも、キャンプ道具を揃える前の参考情報になれば幸いです。
よくある「キャンプを始めるには最低○○品のアイテムが必要で、3万円~」という生ぬるい情報でなく、本当に全てのキャンプ道具を含めました。
早速、総額の発表
早速結論からいきましょう。
筆者の所有するキャンプ道具全ての総額は、、、
33万円です。
どうでしょう、多いと思いますか。少ないと思いますか。
価格も張るが品質の高い道具を揃える、という方もいれば、安くても使えれば十分、という方もいて、正直この金額は人によって様々だと思います。
あくまでも1ケースとしての参考になります。
補足:想定キャンプ人数は最大2人
キャンプ道具総額と言っても、人によって一緒にキャンプする人数が違えば、用意する道具の数も違いますよね。
ソロキャンしかしない人と、5人家族でキャンプする人とではキャンプ道具の総額も全く異なるでしょう。
なので筆者の持つキャンプ道具の想定人数に関わる補足をしておきます。
- キャンプはソロが基本だが、デュオでもやるため基本的なファニチャーは2人分持っている
- テントはソロとデュオで使い分けるため、ソロ用とデュオ用で一つずつ、計2張
人数によって使い分けるものもありますが、基本は二人分で33万円と見て問題ありません。
詳しく見ていく
キャンプ道具の総額は33万円と発表しましたが、この金額を正しく把握するために紐解いていきましょう。
総額にはどこまで含まれているのか
キャンプ道具総額といっても、どこまで含めてカウントしているのかを明確にしておきす。
基本的には、キャンプをするために買った道具全てです。
テントやシュラフはもちろん、収納用トランクボックスから百均のウェットティッシュ用ケースまであらゆるものを含みます。
そして逆に含んでいないものとしては、消耗品は含んでいません。
例えばティッシュやゴミ袋、炭や薪などです。
これら消耗品は、キャンプをする度にかかるランニングコストとして定義し、所有する道具の総額からは外しています。
総品数や内訳は
33万円にカウントされた総品数は、70品ありました。
内訳のサマリは以下の通りです。
分類 | 品数 | 合計額 |
居住系 (テント、椅子、寝具など) | 22品 | 254,000円 |
料理系 (焚火台、トング、箸など) | 33品 | 43,840円 |
小物その他 (ランタン、ハンマー、シートなど) | 15品 | 31,901円 |
総計 | 70品 | 329,741円 |
やはりテントやシュラフを含む、キャンプ場での居住空間に関わるものが金額の大部分を占めていました。
品数についてはキャンプ場での料理に関わるものが細かいアイテムが多く、分類ごとの総品数でもトップでした。
本稿の最後には、より細かく、何をいくつ持っているのかを掲載してますので、何をどれほど買えば33万円に達するのかの目安になれば幸いです。
キャンプ道具で一番費用がかかったのは
キャンプ道具で居住空間に関わるものが総額の大部分を占めると上述しましたが、単品毎でみると何が一番高かったのかがやはり気になります。
結果を確認してみると、金額上位5品は以下の通りでした。いずれも価格以上の満足度を誇る名品です。
1位【テント】Snow Peak Land Nest M + 専用グランドシート&マット
テントとグランドシートの一式で、価格は54,000円でした。
筆者はスノーピークの直販店で、雪峰祭という年に2回のアウトレットセールでB級品を購入してます。
複数人でのキャンプ用で、最大4人程度まで対応可能です。
2位【シュラフ】NANGA UDD BAG 630
NANGAのシュラフで、価格は51,000円です。
何よりも高品質で、冬のキャンプでも本当に暖かく身を包み込んでくれます。
3位【テント】Ogawa Stacy ST-Ⅱ + 専用グランドシート
オガワのテントとグランドシート一式で、価格は39,500円でした。
Amazonのセールを利用し、定価より安く購入しました。
こちらは完全にソロキャンプ用で、一人時間に最高の居住空間を提供してくれています。
4位【シュラフ】NANGA Re:act 750
再びNANGAのシュラフ、価格29,810円です。
こちらは少し特殊で、Makuakeというクラウドファンディングサイトにて実施した、NANGAが古くなった羽毛布団をシュラフに仕立て直すRe:actプロジェクトというものを活用したものです。
既にMakuakeでの同プロジェクトは終了してしまってますが、公式サイトでも羽毛布団の仕立て直しサービスは実施しているようです。
5位【テーブル】Ogawa High&Low Table Ⅲ
最後はオガワのテーブルで、価格14,596円でした。
こちらはOgawa公式サイトでの購入ですが、当時ブラックフライデーセールを活用し定価の25%割引で購入できました。
展開と収納が1アクションで済み、使い勝手の良さや品質の高さに非常に満足しているテーブルです。
これらの上位5品で、合計188,906円。全体の57%に及びます。
70品の内のたった5品が半分以上の割合を占める結果となりました。
これからキャンプを始めるなら
もしこれからキャンプを始めたいという場合は、本稿での総額33万円を見てそんなにかかるのかと思う必要はありません。
最近はAmazon等ECサイトではより安価で十分に使えるものも山ほどあり、これからキャンプを始めたい方も費用を抑えようと思えばいくらでも安く抑えられるでしょう。
レンタルせずに必須キャンプ道具一式を揃える初期投資としては、人数問わず10~20万円ほど見込めば十分なのではないでしょうか。
キャンプ道具は中古品でも使えるものが多く、メルカリで安く入手すのも一つの手段として大いにアリですね。
筆者のキャンプ経験から得た所感としては、冬のキャンプで使うシュラフだけは、価格より性能面を重視して選定することを推奨します。快適度が全く変わってきます。
もちろん最初から道具を大量購入する必要性もありません。最初はレンタルするのも良いでしょう。
さいごに
キャンパーの道具総額を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
キャンプの人数やスタイル、道具の入手経路やいかに安く仕入れるかが人によって異なるので、総額も全く変わってくると思います。
ただ自分の好きな道具達をこうして振り返ってみるのも、一つの楽しみ方としてどうでしょうか。
本稿が何かの参考情報になれば嬉しいです。
おまけ
33万円に含まれるキャンプ道具全70品の目安として、少し大まかなリストを作成してみました。
できるだけ同じ道具も必要以上は持たないよう心がけており、快適性とのバランスで所有するかどうかを判断しています。
せっかくリストにしたので、初心者キャンパーがこれから揃えるのに
・必須だ思うものを赤文字、
・あると便利なものを青文字、
・慣れてきたら欲しい程度のものを黒文字
で表現しました。
品目 | 品数 |
テントセット | 2 |
タープセット | 1 |
追加ポールセット | 1 |
テーブル | 4 |
チェア | 2 |
シュラフ(冬+夏) | 3 |
その他寝具(コット、マット、枕など) | 7 |
ラック | 1 |
収納用トランクボックス | 1 |
焚火台 | 2 |
焚火周辺具(シート、防風壁など) | 4 |
焼き網、鉄板 | 2 |
ガスコンロ、バーナー | 2 |
クッカー、フライパン、ホットサンドメーカー | 4 |
カトラリーセット | 2 |
トング | 2 |
調理器具(包丁,まな板など) | 4 |
皿、コップ、シェラカップ | 7 |
ウォータージャグ、バケツ | 2 |
コーヒーミル | 1 |
クーラーボックス | 1 |
LEDランタン、バッテリー | 5 |
ランタンスタンド | 1 |
レジャーシート | 3 |
多目的ナイフ | 1 |
ペグハンマー | 1 |
収納用ポーチ | 2 |
ティッシュケース | 2 |