Notion副業として最もメジャーなNotionテンプレート販売。
作成したNotionテンプレを他言語に翻訳することは、日本市場以外に向けて販路を拡大できるためNotionクリエイターとして実施しない手はありません。
これまで他言語翻訳は Notion AI や ChatGPT などを使えば簡単にできるものの、それでも依然として手動で作成する必要がありました。
しかし6月下旬頃から、Notionテンプレを一括で翻訳できる機能が追加となりました。
今回はこの一括翻訳機能の使い方を詳しく見ていきたいと思います。
Notionテンプレを一括で翻訳してくれる機能が追加
Notionテンプレ販売において、他言語翻訳版を作成することは市場を広げ販売機会を増やすことにつながるため、大きな可能性を秘めたものでした。
しかしこれまで、翻訳版テンプレは手動で作成する必要があり、少々手間のかかる作業でした。

Notion AI や ChatGPTを使えばかなりクオリティの高い翻訳をしてくれますが、これらを使ってもテンプレ内の全要素を”一括”で翻訳することは叶わず、要素ごとに翻訳していくような手作業がまだまだ残っていましたね。
本ブログでも過去に、効率よく翻訳版のNotionテンプレを作る方法を検証していて、それがこちらの記事になります。
しかし今回、Notion公式にてテンプレートを一括で翻訳する機能が追加されました。

本記事執筆の7月時点ではまだベータ版とのことですが、今後正式版としてリリースされるでしょう。
テンプレ一括翻訳機能の使い方
早速「一括翻訳機能」を使っていきましょう。
まずは、Notionクリエイターページより、既にリリースされている自身のテンプレートの編集画面を開きます。
右上あたりに言語を選択する項目があります。

そこから「言語の管理」をクリックすると、言語バージョンを選ぶポップアップが表示されるため、「+翻訳を追加」を選択します。

すると、「テンプレートのコンテンツとリスティング」を全てAIにて翻訳する選択肢があるため、これを選択しバージョンを作成。
なんとこれだけで一括翻訳が完了します。
翻訳版のテンプレートが自分のワークスペース上に作成されている
かなりあっさりで簡単ですね。
翻訳版はどこにあるのかというと、自身のワークスペース上で、翻訳元のテンプレがあるページに追加されています。

翻訳版のテンプレを見てみると、データベースの中身や、入れ子になっている子ページまで全て翻訳されていることがわかるでしょう。

過去にNotion AIを使って翻訳したときは、データベースの中身は翻訳ができないという制約がありました。しかし今回はそれも翻訳してくれたので、正当な新機能と言えますね。
自動翻訳は公開前に必ずチェックすること
しかしここで注意点ですが、この自動翻訳したテンプレートをそのまま公開せず、必ず自分の目でチェックしましょう。
- 意図とは異なる表現になっていないか
- 翻訳が不要なところまで翻訳されてしまっていないか
- 言語として自然な表現になっているか
- 場所によって同じことを異なる表現にしていないか
上記のようなポイントをしっかり確認することが大切です。
特に有料テンプレートの場合は、その品質もしっかり担保することが重要なので、入念に行いましょう。
翻訳版の言語に全く馴染みがなく、何が書いてあるかわからないという場合もあるでしょう。
そういう場合もChatGPTなどを使って、「これは自然な表現ですか?」「表現は統一されていますか?」などのチェックを投げかけることも有効です。
あとは通常のテンプレ公開と同様の手順で
翻訳版テンプレの精査が完了したら、あとは通常通りの手順で公開するだけです。
リスティングページも自動翻訳されているはずなので、こちらも内容のチェックを欠かさないようにしましょう。
まとめ:翻訳版作成がかなり楽になった
Notionテンプレートの一括翻訳機能が追加されたことによって、翻訳版の作成がかなり簡単になりました。
やろうと思えば、Notionで表現できる全言語のバージョンを作成することが可能です。
この簡単な作業が、あなたのテンプレ顧客数の可能性を何億人分も広げることになります。
是非トライしてみてはいかがでしょうか。