【完全版:楽天株主優待】楽天モバイルを無料利用する流れと注意点を解説

マネー

楽天グループの魅力的な株主優待、「楽天モバイルの1年間無料利用」。

筆者も2024年度末にこの優待を獲得し、2025年から利用したので、その内容や申し込み手順について、実体験をなるべく詳細にお届けしていきます。

優待利用の注意点についても記載してますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

楽天の優待がいつまで継続するかは不明ですが、来年度に優待を利用したいという方などの参考になれば幸いです。

この記事でわかること

  • 楽天株主優待の「一年間楽天モバイル無料」を利用する細かな手順
  • 楽天モバイルの優待回線を使う上での注意点知っておくべきこと

優待を利用する流れ

楽天グループの株主優待は、「楽天モバイルの特別優待」です。

具体的には、「楽天モバイルの音声+データ30GB/月プランを年間無料で提供」というものです。

楽天グループ株主優待ページ

モトマ
モトマ

普通に楽天モバイルを30GBまで利用すると月額3278円なので、一年でおよそ4万円分。

このスマホ代が1年間タダというのはかなりおいしい優待ですね。固定費の削減にも役立ちます。

そしてこの株主優待を利用するおおまかな流れは以下の通り。

  1. 権利確定日に楽天グループの株を保有(12月末)
  2. 優待案内が送付される。案内に沿って利用申請(3月末〜5月末)
  3. 優待SIMが送付される(5月中〜7月下)
  4. 優待SIM利用開始(8月頭)

優待利用の詳細手順

では、優待を利用するまでの手順を実体験ベースで詳細にみていきます!

あくまでも2025年の優待モバイル利用の実績なので、他の年にも全く同じとは限らない点ご留意ください。

前年12月末:権利確定日に株を保有し、優待を獲得

まず、楽天グループの優待を利用するために、楽天グループの株を権利確定日である2024年12月27日時点で保有していました。

これによってまずは私が株主であることが楽天グループに記録され、優待の案内を待つこととなります。

3月中旬:優待の案内が届く

3月のちょうど半ばあたりに楽天グループより封筒が送られてきました。

内容物は以下の3つ。

  • 定時株主総会収集通知
  • 議決権行使書
  • 定時株主総会及び株主優待専用サイトの案内

優待に関するのは3つ目の株主優待サイトへの案内で、その用紙がこちら。

株主ごとに一意のIDとパスワードが振られていて、サイトからログインすると優待への申し込みができるようです。

しかし封筒が届いた3月半ば時点でログインしても、株主優待の申込受付は準備中であり、3/27から受付開始である旨の注意書きがありました。

引用元:楽天グループ株主優待ページ

そして案内用紙には申込受付が5/30までとあるので、楽天モバイルを無料で利用するための申込可能期間は、3/27〜5/30までの約2ヶ月ということになります。

せっかく手にした優待利用機会を逃さぬよう、この間に申込むことを忘れないよう注意します。

3月末:優待利用の申込

優待利用の申込開始が3/27の朝9時からとされていたので、その日まで待つと申し込みができるようになっていました。

引用元:楽天グループ株主優待ページ

「申込む」に進むと、元々持つ楽天アカウントのログイン画面からログインし、申込に必要な事項を記入するフォームが表示されるので記入していきます。

フォームの内容は下記のようなものだけで、すぐに終わりました。

  • 希望するSIMタイプ(eSIMか物理SIMか)
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 契約内容メール受け取りの同意
  • 優待利用規約への同意

フォーム記入後、さらにeKYC本人認証のため、案内手順に従いスマホでマイナンバーを読み取ったら申込完了。

楽天アカウントのメールアドレスに優待申込受付のメールが届きました。

SIMが届くまでのスケジュール

申込は完了しましたが、いつから優待回線が使えるのかが気になります。

こちらも申込ページに記載されていました。

引用元:楽天グループ株主優待ページ

画像だと文字が小さいですが、3月末に優待利用の申込みを終えても、

  • SIMの配送は5月中旬〜7月下旬
  • SIMの利用は8月1日から

とのこと。

優待回線はeSIMか物理SIMか選択可能でしたが、eSIMを選択してもすぐに使えるわけではなく、専用のQRコードを発送するということのためスケジュールに差はありません。

回線が使えるのが8月からというのは結構バッファがありますが、楽天モバイル側にも手続き等があるのでしょう。楽しみに8月を待ちます。

4月中旬:SIM配送予定がメールで通知される

楽天優待の利用申請したことを忘れている4月の半ば頃、申請内容の審査(主に本人確認)が完了したことを連絡するメールが届きました。

そして優待SIMは5月下旬頃に届ける予定だという旨も記載されていました。

モトマ
モトマ

5月下旬に配送予定とは、思ったより早いですね。

8月から使えるSIMなので、2ヶ月強早めに届くというのも、使えるまでに無くさないか少し心配ですが笑

6月中旬:SIMが届き、優待回線利用開始

そして6月12日、待ちに待ったSIMが届きました。

4月のメールでは配送予定は5月下旬との案内でしたが、なぜか半月ほど遅れて到着。

薄いダンボール封筒が自宅に届いた

しかし入っていたのは紙っぺら一枚です。

届いたのは色々書かれた紙一枚のみ。

私はeSIMを選択しましたが、物理SIMを選択した場合はここに同梱されるのでしょう。

紙に記載のQRコードからスタートガイドを開きガイドに従えば、5分ほどでeSIMを自分のスマホに追加しアクティベーションすることができました。

さらに専用の「Rakuten Link Office」アプリをインストールし、電話番号の設定をすれば完了。データ通信もしっかりできています。

モトマ
モトマ

優待回線を開通させる手順については特に難しいことは一切なく、案内の手順通りに進めれば短時間で完了できました。

これで完全に優待回線が使えるようになりました。

実質1年+1ヶ月半、無料で楽天モバイルが使える

ここでひとつ「あれ?」と思うことがありました。

「確か優待回線が使えるのは8月1日からじゃなかったっけ?」と。

しかし実際に私のケースでは、SIMが届いた6月12日時点で、既に使える状態になりました。

モトマ
モトマ

なぜか使えちゃってるけど、使ってて大丈夫?

料金発生したり、利用期間が変わったりしない?と疑問が湧きます。

この辺についても、よく確認するとサイトのQ&Aに書いてありました。

引用元:楽天グループ株主優待ページ

これによる以下のとおり。

  • SIMは届いた人から使い始めてOK
  • いつ使い始めたかに関わらず、利用終了日は開始基準日(8月1日)から一年後
    (=翌年7月31日)

なんと嬉しい誤算。

私の場合は6月半ばにSIMが届いたので、実質13ヶ月半も優待回線を使えることになります。

届いた人から使ってOKということは、早めに受け取るために申込手続き等は早く済ませた方がおトクということになりますね。

8月初:優待回線利用開始(改めて)

公式的には優待回線の利用期間は8/1〜翌7/31ですが、実際にはSIMが届いた人からお先に使えるというものでした。

あとはここから一年間、悠々と優待回線を利用させていただくだけです。

ありがとう楽天グループ。

優待利用における注意点

楽天グループの株主優待で一年間のスマホ代を無料にすることができますが、注意点もいくつかあります。

注意点1:既存番号を引き継げず、新規番号が発行される

注意点として最も重要なポイントです。

一年間楽天モバイル無料の優待を使うにあたって、お持ちの既存電話番号を引き継ぐことはできません。

優待利用の契約では新規の番号が発行されるため、既存番号を残して使いたい場合は別途回線契約して維持する必要があります。

モトマ
モトマ

多くの人が自分の電話番号を情報として色々なところに登録していると思うので、既存番号を捨てて楽天優待回線一本に絞るのはあまり現実的ではないかもしれません。
私も優待の楽天モバイルはデータ通信用のサブ回線的な位置付けとして使います。

ただし、前年度にも楽天優待回線を使用していたという場合は、継続してその番号を引き継ぎ使用することは可能です。

また、今使っている既存番号をA、新規発行の優待番号をBとしたとき、AとBを一台のスマホ端末で同時に使用するには、どちらか一方(または両方)を必ずeSIMにして、かつeSIM対応のスマホでなければなりません。

既存の番号を消失させたくない、という場合はこうした契約や端末などの検討事項が出てくるので、留意しましょう。

注意点2:優待回線利用中に”機種変”をするなら、物理SIMを選ぶべき

これは私の実体験からわかりました。

優待回線利用中に機種変をして、優待回線を新端末に引き継ぎたいなら、eSIMじゃなく絶対に物理SIMを選ぶべきです。

なぜなら、eSIMは機種変が簡単にできないから。

実際に私はeSIMの優待回線利用中に機種変をしたところ、eSIMの再発行フォームから依頼してeSIMのQRコードが送られてくるのを待たねばなりませんでした。

優待ではない普通契約の楽天モバイルならeSIMの機種変ももう少しスムーズですが、優待回線だと結構面倒なんです。

その点、優待回線でも物理SIMで持っていれば、端末に差し替えるだけなので全く手間はかかりません。

この機種変についての経験談は以下の記事にまとめてますので合わせてご覧ください。

注意点3:無料期間は基本的に日付固定

一年間無料、というその無料期間ですが、日付も8月1日〜翌年7月31日までと固定です。

これは優待プログラム側で定められているため、全株主共通。

個人の都合で、いつからいつまで使いたいと指定することができません。

ただし前章でもお伝えしたとおり、利用開始はSIMの受け取る日によって早めることができます。

注意点4:優待は30GBプランだが、今どれほどギガを消費しているか確認できない

スマホ利用者は結構、今時点で今月ギガをどれくらい使っているかを確認すると思うのですが、優待回線では今月どれくらいギガを使ったのかを確認する方法ありません。

Q&Aに「データ利用量は見れない」と明記されていた

つまり無闇に通信していたら知らぬ間に月上限の30GBに到達し低速通信になるかもしれません。

実際30GBもあればほとんどの人はそこまで達しないと思いますが、データ通信が多くなりそうな人は注意が必要です。

注意点5:既に楽天モバイルを使っていても、特にメリットはない

優待回線以前から普通契約で楽天モバイルを使っていても、特にシナジー的なメリットはありません。

モトマ
モトマ

せめて楽天モバイル使っていた人は番号が引き継げるとか、何かしらメリットや特典があればもっと嬉しかったんですけどね…。

楽天モバイルの特徴である「Rakuten Link」アプリを使った電話無料も、優待回線を使う場合は「Rakuten Link Office」というまた別のアプリを介する必要があります。

優待回線と楽天モバイルの普通契約を併用する場合は、似たようなアプリを二つ入れることになります。

優待なしでもコスパ抜群の楽天モバイル

今回優待を利用する手順を紹介しましたが、筆者はこの優待を利用する前から普通契約で楽天モバイルを利用しています。

それは楽天モバイルの次の特徴をメリットだと感じているためです。

  • 契約プランが一種類のみで、シンプル
  • データ通信に使ったギガ数に応じて、自動で料金が変わる
    → 使用ギガが少ない月は勝手に請求額が安くなる
  • シンプルに安く、コストパフォーマンスが良い
  • 支払いに楽天ポイントを使えるため、実質料金が0円になる月もある

特に、とにかくスマホ代を安く抑えたいという方に楽天モバイルがオススメです。

モトマ
モトマ

正直楽天モバイル発足初期の2021年頃は通信環境が微妙で、電波が繋がらないということがしょっちゅうでしたが、今は基地局の増設やプラチナバンドの利用もあってかなり安定してきました。
価格の安さは元々抜群だったので、今はかなりオススメできるようになったと思ってます。

下記の紹介リンクより楽天モバイルへの乗り換え手続きをすると、キャンペーンで13,000円分の楽天ポイントを受け取ることができます。

楽天モバイルを利用

ご検討中の方は是非ご利用ください。
※受け取ることのできるポイント数は、楽天によるキャンペーン内容の変更が行われる可能性があります。

さいごに

楽天グループ株主優待で楽天モバイルを一年無料で使うための流れや申込み手順などを詳しく解説してきました。

単純にスマホ代を一年無料にできる、と思いがちですが、既存のスマホ電話番号を引き継げない、などの注意点もあるため、実際に利用しようと思っている方はその辺も考慮した上で検討してみてください。

この記事が貴方のお役に立てば幸いです。

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